2019 Alvar Aalto |
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名古屋工業大学 工学部 構造・デザイン演習Ⅱ |
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アルヴァ・アアルトの 「STOOL 60」のスツールを作ることにより
アルバアアルトのデザインをひも解く事を目的とする。 |
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01丸太製材 |
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製材加工
丸太の山からの切り出しは晩秋から春先までが良いとされています。
木が成長している時に伐採をおこなうと木が腐り易いからです。
木が大地から栄養を吸い上げる時は避けます。 |
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木は個性があります。
硬いもの、柔らかいもの、色が濃いもの、薄いもの、反っているもの、
節があるもの、入り皮があるもの、等々さまざまです。
その特徴を活かしながら製材加工をしていきます。 |
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02木材乾燥 |
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天然乾燥
木材は水分を保有しています。
家具として使う為に含水率を10%前後にコントロールします。
木材をまず天然乾燥させます。
期間はは半年を目安です。
木材によっては雨ざらしにしたり、アクをぬいたりします。 |
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03木取り |
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無垢の木取り
木の特徴を読み取ります。 |
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04木取り/墨付け |
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部材の墨付け
完成系の形をイメージします。
差金、墨壷、玄翁を使い部材の墨付けを行います。 |
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05長さカット |
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スライド丸ノコ
卓上のスライド丸ノコを使い荒取り。
長さは50mm〜100mm大きめにカット
キックバックを注意しながら作業。 |
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06巾カット |
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バンドソウ(大型機械)
大型機械を使い荒取り。
巾は3mm〜9mm大きめにカット。 |
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07面出し |
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手押し(大型機械)
木材表面を整えます。
木の反りや、ねじれを取り除き平面を作っていきます。
高速で回転する刃の上に木材を通し加工をします。 |
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08厚み,幅整え |
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プレーナー(大型機械)
厚みを整えます。
機械に木材を挿入すると、木材の上面を削ります。 |
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09長さカット |
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10墨付け |
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直定規、差金、ノギス、コンパス、テンプレート、等を使い墨付け |
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11仕口加工/スリット |
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昇降盤(大型機械)
スリットを入れていきます。 |
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12仕口加工/スリット2 |
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鋸
真っ直ぐに鋸をひいて溝を完成させます。 |
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13曲げ/準備01 |
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水につける
3分間水につけます。
時間が短すぎると木が割れ
水に付けつる時間が長すぎると木がふやけるので注意する。 |
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14曲げ/準備02 |
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加熱
アイロンをつかい加熱します。
熱する時間はA面側5分、B面側5分、
アルミホイルの端から湯気が出てきます。 |
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15曲げ |
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曲げ加工
型に熱した木材をセットし4人で息を合わせながら
クランプで閉めていきます。
熱した熱が冷めない様に素早い作業が求められます。
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曲げ木は熱で木材の細胞同士を結んでいるリグニンを柔らかくさせ、
木の構造を作っているセルロースをずらして圧を加えるという方法です。
冷えるとリグニンが安定します。 |
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最後にクラス1の力持ちにクランプを閉めてもらい
曲げ作業は終了です。 |
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16座面/ビスケット |
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ビスケットジョイント加工
座面は3枚の無垢材を接ぎ合せて作ります。
まずは専用機械のビスケットをつかい、木端面にスリットを
入れていきます。 |
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17座面/接着 |
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接着加工
ビスケット加工が出来た溝にビスケットを挿入して
木工用ボンドを塗りクランプで固定します。
板の隙間から少しボンドが出るくらいの量を塗ります。 |
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18座面/丸カット |
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丸加工
丸に加工をしていきます。
四角形を8角形に、そして36角形にして、、、
どんどん丸くなっていきます。 |
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19座面/仕上 |
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仕上加工
座面の角を仕上ていきます。
トリマをつかい柔らかいアールを作っていきます。 |
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20脚/面取り |
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面取り加工
トリマをつかい柔らかい面取りをします。 |
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21脚/穴空け |
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穴空け
穴を開ける人、直角を確認する人、
作業分担をしながら直角に穴をあけます。 |
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22脚/仕上 |
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仕上
紙ヤスリをつかい、仕上ていきます。 |
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23脚/組立 |
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組立
びすを使いしっかり固定して完成。 |
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24/完成 |
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塗装
ドイツ製の天然塗料オスモを塗込み完成。 |
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